クロトンけんちくブログ

構造設計事務所より仮定断面（かていだんめん）図が届きました。

構造計画は、安全性はもとより建設コストや機能性とも関係してくるため、早い段階から信頼のおける構造設計者との打合せが、計画を進める上で重要です。

計画の初期段階では、計画内容はもとより、土質性状・強度等を含めた計画敷地条件に最も適する構造形式（RC、木造、CB、鉄骨、壁式、ラーメン、基礎形状などなど）を選択します。。その段階を経て、さらに建設コスト（費用対効果）や機能（意匠）性を深めるためにも、計画図面をもとに最も適した「鉄筋量」であったり、「柱・壁や梁の大きさ（断面形状）」を、構造設計者と打合せを重ね決定していきます。。ただ、この段階でも仮定ですので、「仮定断面」というわけです。

通常、住宅の計画などで、設計者は、お客さんとの打合せを行って図面を起こしているというイメージが強いと思いますが、実は構造設計者を初めとした信頼のおける各専門家との連携の上に成り立っております。

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余談ですが、、

敷地条件が平坦で安定してて建物計画が標準的なプランであれば、事例や経験を元に、通常、（意匠）設計者は構造設計事務所に「構造計算」という意識のもとに一緒に仕事（構造計画）を進めます。

ただ、敷地条件が特殊であったり、造形性のある建物、そして建設コストの費用対効果を高めるためには、構造設計者とともに進める「構造設計」という意識のもとで打合せを重ねていくことが、理想的な計画を進めるための大きなポインツ！